【レポート】2016年10月開催 中小企業向け ビジネスWEB活用セミナー 『SEO基本の「キ」とキーワードの選び方&WEBサイト診断・相談会』

セミナー概要

どんなに優れたコンテンツを盛り込んだとしても、検索されなければ多くの人の目に触れることはない……。それがリアルのビジネスと異なるWEBの特長であり、WEB販促の成功を左右するポイントでもあります。そのために考えるべき戦略として、SEOSearch Engine Optimization=サーチエンジン最適化)は上位にあげられます。

本セミナーでは、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会『WEB活認定コンサルタント』として活躍する、石野秀樹氏がSEOの基本的な知識から実践的な戦略までを分かりやすく解説しました。

また第2部として、株式会社a2mediaの寺島識至氏がキーワードだけじゃない、SEO対策」と題したミニセミナーも開催。海外の最新事情も含めたSEO対策を紹介しました。

会場の「ニフティ株式会社 セミナールーム」には、今回も WEB販促の現場ですぐに役に立つ知識を得ようと、さまざまな企業から参加者が多数集結。登壇する講師の言葉を聞き逃すまいと集中する姿が見られました。


開催:2016年10月27日
場所:ニフティ株式会社 セミナールーム
共催:ニフティ株式会社・中小企業基盤整備機構
司会:ニフティ株式会社 SMB事業推進部 池田 紗香
講師:
経済産業省推進資格 ITコーディネータ資格認定者 WEB活認定コンサルタント 石野 秀樹
株式会社a2media プロジェクトプランナー 
寺島 識至

講演:第1プログラム:ニフティ株式会社 SMB事業推進部 池田 紗香
            「ご挨拶とサービス紹介」
   第2プログラム:WEB活認定コンサルタント 石野 秀樹
            「SEO基本の「キ」とキーワードの選び方」
         第3プログラム:株式会社a2media プロジェクトプランナー 寺島 識至
            「キーワードだけじゃない、SEO対策
   第4プログラム:WEB販促窓口パートナー制作会社によるQ&A座談会

無料WEBサイト診断&個別相談会:
   株式会社クリエイティブネットドア 岡久 篤・関口 亮
   株式会社ホワイトボード 橘田 孝一
   株式会社a2media 山田 篤・寺島 識至

(敬称略・順不同)

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約70名の方が参加されました。SEOに関する意識の高さが伺えます。  

SEO対策=Google対策となっている現状

検索エンジンとは、インターネット上の情報をデータベース化し、それをもとにユーザーからの質問の答えとして最適なものを提供する仕組みのことを言います。

現在世界で使われている検索エンジンは、Googleが圧倒的に高いシェアを誇っています。日本ではYahoo30%以上と善戦していますが、YahooGoogleのアルゴリズムを利用していることを考えると、実質はGoogle90%以上(Google:61.12+Yahoo:32.57=合計:93.69%)のシェアを確保していることになります。つまりSEO対策とはすなわち、Google対策と言っても過言ではない状況なのです。

検索結果を上位に表示させることがなぜ重要か、それはその差がそのままユーザーにクリックされる率に直結するからです。複数の研究機関が発表している調査結果によると

  • 検索1位と2位では、クリック率に2〜3倍の差が生じる
  • 検索1位〜3位で全体のクリック率の50%近くを占める
  • 検索表示の2ページ以下となる検索11位以下ではクリック率が1%を割ってしまうこともある

という事実が浮かび上がっており、これを見ても効果的なSEO対策がWEBサイト上における活動の可能性を飛躍的に高めるということがわかります。

IMG_0098.jpgどのキーワードで上位を狙うのか」を決めることがSEO対策の第一歩
(石野 秀樹氏)

次のSEO対策を予測する手がかり「Googleのガイドライン」

ではGoogleにおいて検索結果を上位に表示させるためには、どんなことがポイントになるのでしょうか。実はGoogleの検索ロジックは頻繁に見直されています。そのたびにSEO対策も変化せざるを得ないのが事実です。

しかし、次の変更を推察するうえで重要な手がかりとなる情報も公開されています。それが「好ましいWEBサイトとは何か」を記したGoogleのガイドラインです。検索エンジンはこのガイドラインの内容を評価基準に採用しているので、これに沿った対策を行うことで評価の向上につながります。

Googleのガイドラインでは、「好ましいWEBサイト」を次のように定義付けています。

  1. Google がページを検出できるよう手助けすること
  2. Google がページを理解できるよう手助けすること
  3. 訪問者がページを利用しやすいよう手助けすること
  4. 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成すること
  5. ユーザーをだますようなことをしないこと
  6. 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしないこと
  7. どうすれば自分のWEBサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えていること

この中で1〜3についてはごく一般的な内容であり、検索キーワードに応えるページを作成し、その内容をGoogleにもわかりやすく伝える形態に作成することで自然と成し遂げられるものです。

一方、4〜7については近年Googleが特に重視しているもので、検索結果を上位表示させるためのテクニックよりも、ユーザーにとって信頼できるコンテンツや仕組みが確保されているかを問う内容になっています。

これを背景にして、今もっとも注目されているのが「コンテンツSEO」という考え方。すなわち「ユーザーを満足させる良質なコンテンツを作り、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツを届け続ける」というシンプルな対策です。これまでのような、例えば「外部からのリンクが多い」という要素はあまり重要視されておらず、現在はむしろナチュラルなバックリンク以外はSEOに悪影響を与えるとも言われています。

効果的なキーワード選定を行うための3ステップ

検索エンジンは、その入力ボックスにキーワードを打ち込み、検索ボタンを押すことで動作を始めます。すなわち、ユーザーのニーズを先読みし、それにマッチしたキーワードを選ぶこと。そして「どのキーワードで上位を狙うのか」を決めることがSEO対策の第一歩であり、もっとも重要なポイントであると言えます。

効果的なキーワード選定は、次の3つのステップで行います。

  1. キーワードをリストアップする
  2. メインキーワードを選ぶ
  3. サブキーワードを選ぶ

ステップ1では、ユーザーが実際に商品やサービスを購入する場合、どのようなキーワードで検索するのかを考え、思いつくままにWEBサイトのテーマに合致したワードをリストアップします。いろいろなメンバーとブレインストーミングなどを行い、自分以外の発想を参考にしていくことも重要です。

ステップ2では、ユーザーが最初に入力するメインキーワードを選定しますが、その際「月間検索数が数千以上のミドルワード」「上位に大手企業や有名なサイトが少ない」「上位にドメイン年齢の若いサイトが多い」「上位にバックリンクの弱いサイトが多い」「コンテンツが充実していないサイトが多い」というような、競合の状況も意識することが大切です。需要が無いキーワードを選び1位に表示されても意味がありませんが、逆に競合が多すぎて上位になることが現実的でないキーワードを選ぶことも避けなければなりません。

さらにステップ3では、メインキーワードに関連性の高いサブキーワードの選定を行います。月間検索数が数十~数百で、上位表示がさほど難しくないキーワードをできるだけ多く選ぶことが大切です。

これらのステップは一度行えば完璧というものではありません。SEO対策は継続して良いSEOキーワードを選び、成果を積み重ねることが重要です。サイトテーマにマッチしたキーワードを意識したコンテンツページを定期的に増やしていく取り組み(ロングテールSEO)こそが、多くのユーザーを惹きつけるWEBサイトの構築へとつながるのです。

キーワードだけじゃない、SEO対策

第2部では、株式会社a2mediaの寺島識至氏がキーワードだけじゃない、SEO対策」と題したミニセミナーを開催しました。

世界における最新のSEOに関する情報を整理すると、以下の2つの傾向が見えてきます。

  1. SEOもPCファーストからモバイルファーストへ
  2. 常時SSL化の重要性

IMG_0157.jpg「スマートフォンサイトなど、モバイルファーストを見据えた対応が、今後さらに重要
(寺島 識至氏)

1に関しては、「ユーザーの利便性を第一に考える」というGoogleの指針と「モバイルにおける検索で99%以上のシェア」となったGoogleの現状を合わせて考えれば当然の流れと言えます。

SEO対策の見地からも、スマートフォンサイトなど、モバイルファーストを見据えた対応が、今後さらに重要となります。

2は、「インターネットをより安全なものにしていきたい」というGoogleの意向を反映しています。インターネット上に存在するWEBサイトの全体的なセキュリティを向上させて、悪意ある人間による改ざんを回避するために、SSL化したWEBサイトには検索結果でも多少のアドバンテージを与えるというのがその趣旨です。

すでにGoogleは、2017 1 月リリース目標の Chrome 56 から、パスワードやクレジットカードを送信する HTTP サイトにおいて、「安全ではない(Not secure)」という意味を持つアイコンをアドレスバーに表示する」という発表をしています。常時SSL化はWEBサイトの大小を問わず、セキュリティ上必要なものとして認識され、それを施すことが結果としてSEOにも有利に働くと言えます。

WEB活用セミナー恒例!白熱の座談会

休憩後、今回のセミナー講師の石野氏に加え、WEB販促の窓口パートナー企業による恒例の座談会が行われました。

テーマ1: 企業からのアクセスが多いため、現状はモバイルよりPCサイトを重視しているが、それでもモバイルファーストを意識したSEO対策は重要か?
株式会社クリエイティブネットドア・岡久氏/B to Bのビジネスを展開する企業でも、細かく分析すると意外とモバイルからの流入が多いもの。SEOの観点のみならず、モバイルサイトを軽視することは機会損失につながる危険もある。今のうちにモバイルサイトの充実を図ることは、すべての企業にとって重要。

IMG_0176.jpg(株式会社クリエイティブネットドア・岡久氏

テーマ2:インターネット界の新しい情報やトレンドをキャッチするために有効なメディアは?
株式会社a2media・寺島氏/インターネット上のメディアで収集する情報は有益だが、伝え方、受け取り方によっては解釈のブレが生じる危険もある。制作会社など「その道のプロ」となるべく多く会話をして、生きた情報を得たうえで方向性を決めてみては。

IMG_0207.jpg(株式会社a2media・寺島氏

テーマ3:メタキーワードや画像のalt属性、テキストリンクなどは今でも重要?
株式会社ホワイトボード・橘田氏/メタキーワード、画像のalt属性はGoogle対策としてはあまり重要でなくなった。ただしテキストリンク(アンカーテキスト)は、今でも重視すべきポイント。「こちら」のようなものではなく、その先の内容を示したテキストにすることでSEOの効果は変わる。

IMG_0186.jpg(株式会社ホワイトボード・橘田氏

次回は、1117()「ニフティ株式会社 セミナールーム」で開催されます。テーマは「最初にやっておくべき!内部 SEO4つの基本対策」。今回よりもさらに実践的なSEO対策が紹介されます。ご興味のある方は、引き続き『WEB販促の窓口』やfacebook等での告知をチェックしてください!

 

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